フィナステリドはAGAの進行を食い止めるのに効果的

薄毛や脱毛などの頭髪に関する悩みが発生する原因には、様々なものがあります。たとえば血行不良です。特に頭皮に血行不良が起きると、発毛に必要な栄養が毛母細胞に届きにくくなってしまいます。これは栄養は血中に混ざって届けられるためです。発毛や育毛のためには毛母細胞が活発に分裂することが必要で、そのためにはそのエネルギーとなる栄養が必要不可欠です。よって血行不良が発生すると、頭髪に関するトラブルが発生しやすくなると言うわけです。そして男性型脱毛症と呼ばれているAGAの場合には、男性ホルモンと特定酵素が大きな原因となっています。AGAは症状としては頭頂部にOの字で、また額の両端からMの字で薄毛や脱毛が広がるのが特徴で、早い人では思春期くらいから発症することも少なくありません。男性の体内では男性ホルモンが分泌されていますが、これが男性ホルモンの受容体に結合すると、そこで特定の酵素が分泌されます。その酵素の影響を受けると、男性ホルモンは頭髪トラブルを引き起こしやすくなる、発毛や育毛を阻害する作用を持った物質に変換されてしまうためAGAが発症すると言うのがそのメカニズムです。男性ホルモンの受容体が毛乳頭にあり、特につむじや前頭部に多くあるため、これが発症した時にはその部分に薄毛や脱毛があらわれやすくなるのです。ですからこの進行を食い止めるためには、男性ホルモンや特定酵素の分泌に働きかける成分が必要です。そこで登場するのがフィナステリドです。フィナステリドは、実はもともとは医療現場で使用されていた成分で、前立腺疾患の治療に利用されていました。ですからフィナステリドを利用することで、男性ホルモンや特定酵素に影響が及ぼされるため、AGAに対する効果が期待できるとされているのです。

AGA治療にはフィナステリドとミノキシジルを併用

男性型脱毛症(AGA)は頭頂部か前髪の生え際、またはその両方の髪の毛が抜け落ちていき薄毛になる症状で、自然治癒で治るものではないので徐々に進行していきます。いまや日本全国でも1,000万人以上の男性がこの症状に悩まされており、早い人では10代から薄毛が目立つこともあるようです。医療機関ではこの症状を改善するため、AGA専門の外来を設置するなど対応しており、様々な方法で髪の毛を取り戻す治療を行っています。その中で最もポピュラーで有効的とされるのがフィナステリドとミノキシジルの薬物治療と言われています。AGAの原因は頭皮に高濃度で見られるDHTと呼ばれる物質が関与しており、この物質が増えることでヘアサイクルが狂い、毛の成長が短くなると同時に抜け毛が増えるとされます。フィナステリドは5α還元酵素阻害薬に使用される成分で、DHTの元となる5α還元酵素を阻害することで生成を抑制し、乱れたヘアサイクルを正常に戻すことで、AGAの進行を食い止めることができます。ミノキシジルは高血圧の治療に使用する血管拡張剤として開発された成分で、副作用として毛が濃くなるというものがあります。その作用は未だ不明な点が多いのですが、血管を拡張させることで頭皮の血流を増進させ、血液から酸素や栄養素を送り届けて毛母細胞を活性化させることで、発毛を促進させているのではと言われています。どちらにしても薄毛で悩んでいた男性の多くが、使用後に確かな発毛効果を認めており、現在ではフィナステリドと並んで、AGA治療薬のひとつとなっています。フィナステリド単体ではAGAの進行を抑えることができても、すでに薄毛となった頭を元に戻す力はありません。ヘアサイクルが正常化することで自然に毛は生えてきますが、早く元の髪を取り戻したいという人はミノキシジルを併用することで、高い効果を発揮します。

フィナステリドが含まれたAGA治療薬

フィナステリドはAGA治療の特効薬として、医療機関で処方される医薬品となっていますが、始めから薄毛治療のために開発されたわけではありません。元々は前立腺肥大症の治療薬として研究されていた成分で、前立腺肥大の原因に5α還元酵素が関与しているため、この酵素を阻害するために開発されました。しかし、使用中に薄毛であった患者から毛が生えてくるという副作用が起こったことから、発毛に良い成分であると見直され、AGAに対する効果を研究して改めてAGA治療薬として認可されたのです。1997年にFDAで世界初のAGA治療薬として認可され、日本では2005年に厚生労働省から認可され、医師の処方薬として販売されました。日本で販売されるのはプロペシアのみで、新薬となっているためジェネリック医薬品などは存在しません。しかし、特許期間が満了となるのが平成26年となっていたため、ジェネリック医薬品の用意を開始し、期限が満了となり次第発売される予定でしたが、現在のところ販売される目処は立っていないようです。フィナステリドを含むAGA治療薬としてはプロペシアが有名ですが、実はインドの製薬会社が販売するフィンペシアと呼ばれるコピー品が販売されており、一般的にはジェネリック医薬品とされて使用する人も多いようです。同じフィナステリドを成分とし、異なる製造方法で作られたフィンペシアは、同じ5α還元酵素としてAGAの進行を抑制する効果を発揮し、安い価格で買えることから日本だけでなく世界中で利用されています。特許に関してはインド国内では成分特許が認められているので、合法となっており、個人輸入によって自分が使用する範囲内なら購入できるので、安いフィナステリドを求めるならこちらを利用するのもひとつの方法となります。

フィナステリドは、AGA(男性型脱毛症)の進行を食い止めるのに効果的な薬に含まれている成分です。フィナステリドが含まれた薬で有名なものですと「プロペシア」があります。